神宮球場近くの駐車場
神宮球場の特徴とお役立ち情報
神宮球場の特徴
神宮球場(明治神宮野球場)は、東京都新宿区と港区にまたがる都市公園「明治神宮外苑」にある野球場です。プロ野球球団、東京ヤクルトスワローズの本拠地球場であり、兵庫県の阪神甲子園球場と並ぶ「野球の聖地」として知られています。
1926年の開場以来、数々のドラマを生んだ熱い戦いが繰り広げられてきた歴史ある球場で、プロ野球以外にも東京六大学野球や東都大学野球のほか、高校野球や社会人野球の試合も行われています。ドーム球場とは異なる屋根のない開放的な空間で過ごせるのが魅力となっており、コンサートや毎年8月に行われる「神宮外苑花火大会」の会場としても使用されています。
最寄り駅は、東京メトロ外苑前駅とJR信濃町駅、千駄ケ谷駅、都営地下鉄の国立競技場駅があり、都内主要エリアからのアクセスも抜群です。また球場周辺には「神宮バッティングドーム」や「明治神宮外苑アイススケート場」などスポーツ施設や、「聖徳記念絵画館」、「いちょう並木」といった観光スポットが点在しているので、野球ファンのみならず多くの人が訪れています。
なお、神宮球場には専用駐車場が用意されておらず、近隣の絵画館駐車場やいちょう並木沿いの青山駐車場を利用できますが、スポーツ観戦以外にも様々な目的で周辺を訪れる方が多く、平日や休日問わず混雑することが予想されます。特に野球の試合日をはじめ、イベント開催時には満車の場合もあるので、事前に複数の近隣駐車場の確認・予約、割引・無料サービスの有無の確認など準備をしておくのがおすすめです。
神宮球場で開催されている主な野球大会
神宮球場では、プロ野球だけでなくアマチュア野球の試合も年間を通して数多く開催されています。観戦したい試合が決まったら、チケット販売スケジュールや座席情報を忘れずに確認しておきましょう。
・プロ野球
東京ヤクルトスワローズのホームグラウンドとして使用されている神宮球場では、プロ野球シーズンが開幕すると、初めて野球観戦に訪れたという方から常連客まで毎年多くのファンで賑わいます。試合開始前はオープニングトークや始球式といった様々な企画が行われているので、早めに球場へ向かうのがおすすめです。試合中にはダンスタイムや、スワローズのマスコットキャラクターによるパフォーマンスが楽しめます。
球場内にはグッズ販売を行っているショップや、野球観戦しながらグルメを楽しめる売店も充実しています。
・東京六大学野球
早稲田大学、慶應義塾大学、立教大学、法政大学など6つの大学野球チームで行われるリーグ戦「東京六大学野球」は、毎年春季と秋季の土曜、日曜に神宮球場で試合を開催しています。1903年から始まった早稲田大学と慶應義塾大学の対抗戦が起源となっており、これまで多くのプロ野球選手を輩出してきました。
休日に試合が行われるため観戦に訪れる方も多く、野球ファンのあいだで根強い人気を誇るリーグ戦です。
・東都大学野球
東京六大学野球と並んで長い歴史を持つ「東都大学野球」は、東洋大学、亜細亜大学、日本大学、専修大学など22校(2023年時点)の大学で四部制に分かれて行われている野球リーグです。神宮球場は一部リーグの試合会場として使用されています。
毎年春季と秋季に開催され、各部リーグ戦終了後には入替戦が行われています。特に一部と二部の入替戦は注目度が高く、多くの人が観戦に訪れています。プロ野球にも毎年たくさんの選手を送り出しているリーグ戦です。
・全日本大学野球選手権大会
毎年6月に開催される「全日本大学野球選手権大会」は、神宮球場と東京ドームで行われている選手権大会です。全国各地で行われる春季リーグ戦を勝ち上がったチームがトーナメント方式で試合を行います。
大学野球の頂点を決める最高峰の舞台で、野球ファンならば見逃せない大会です。
・明治神宮野球大会
「全日本大学野球選手権大会」と並ぶ、大学野球の2大全国大会の一つである「明治神宮野球大会」は、毎年11月に開催されています。全国各地で行われる秋季大会を勝ち上がったチームでトーナメント戦を行い、大学日本一の座を争います。
また高校野球の部も開催されており、大会に優勝すると、翌年行われる選抜高等学校野球大会(通称センバツ)の出場枠を優勝校が所属する地区に1枠多く獲得できます。
このほかにも神宮球場では、「全国高等学校野球選手権東東京大会」や社会人野球の大会である「JABA東京スポニチ大会」が開催されています。
なお、ナイター開催日は近隣の絵画館駐車場の営業時間も延長となりますが、試合終了後は大変な混雑が予想されるため注意が必要です。
神宮球場で花火を楽しむ
神宮球場では、野球の試合以外にもコンサートなど様々なイベントが年間を通して行われており、なかでも毎年8月に開催される「神宮外苑花火大会」には多くの人が訪れます。東京を代表する花火大会の一つであり、神宮球場と近隣の秩父宮ラグビー場が有料観覧会場となります。音楽アーティストによるライブパフォーマンスも行われ、花火とともに夏の夜空を彩ります。
また夏休み期間中に東京ヤクルトスワローズの主催試合で行われる「神宮花火ナイター」は、ナイターの5回裏終了後に花火が打ち上げられ、野球観戦をより一層盛り上げます。
神宮球場周辺の人気スポット
・聖徳記念絵画館
明治神宮外苑を代表する施設の一つである「聖徳記念絵画館」は、明治天皇にまつわる絵画が展示されている美術館です。建築物としても高く評価され、国の重要文化財に指定されており、プロジェクションマッピングを外壁に投影する国際大会も開催されています。
また近くに絵画館駐車場が設置されており、神宮球場で試合が行われる際も利用できるので、野球観戦で訪れた時に聖徳記念絵画館へ立ち寄る方も多くいらっしゃいます。
・いちょう並木
青山通りから聖徳記念絵画館へと向かう道にある「いちょう並木」は、映画やドラマのロケ地として使われていることも多い有名なスポットで、都内屈指の紅葉名所です。11月中旬から12月上旬には「神宮外苑いちょう祭り」が開催され、色鮮やかないちょうを眺めながら屋台グルメが楽しめます。
並木沿いには神宮外苑エリアを代表するカフェレストラン「ロイヤルガーデンカフェ青山」もあるので、休日には多くの人が訪れています。
なお、いちょう並木の近くには青山駐車場があり、飲食店の利用で駐車料金の割引サービスも行っていますが、特に紅葉シーズンは混雑する可能性があります。
・日本オリンピックミュージアム
神宮球場の向かいにある「日本オリンピックミュージアム」は、オリンピック専門の博物館として様々な企画展やイベントが行われています。建物前の広場には五輪マークのモニュメントが設置されており、記念撮影を撮ることも可能です。1階のミュージアムショップでは限定オリジナルグッズの販売を行っており、たくさんの観光客で賑わっています。
ただし専用駐車場は用意されていないため、車で訪れる際は近隣の時間貸し有料駐車場をあらかじめ確認しておきましょう。
このように神宮球場は周辺にも魅力的なスポットが数多く集まっています。
しかし、特に休日やイベント開催時は駐車場が大変混み合う可能性があるので注意が必要です。そのため車でお出かけの際は、複数の駐車場の候補確認や予約、最大料金の確認なども含めた事前準備をしっかり行いましょう。